JA茶業部会八女支部は、9月9日、八女市立福島小学校で「八女茶のおいしい淹れ方教室」を開き、5年生の児童89人が楽しくおいしい茶の淹れ方を学びました。
同支部では、地元の子どもたちに特産の八女茶に関心を持ってもらおうと、地産地消の推進及び食育活動の一環として、八女市と協力しながら、八女市内の小中学校全16校で毎年開いています。
教室では、JA茶業課の井上大輔さんが、お茶の種類や八女茶の歴史などについて紹介。八女伝統本玉露が、全国茶品評会で、19年連続産地賞を受賞していることや、1等1席の荒茶が1㎏数十万円で取引されることなどを説明すると、児童らは歓声をあげるなど熱心に聞いていました。
また、3クラスに分かれて開かれたお茶の淹れ方教室では、青年部員や生産者8人が、実演を交えながらお茶の淹れ方を指導。児童らはグループに分かれ、湯の温度や量、抽出時間などのポイントに注意しながら丁寧にお茶を注ぎました。飲み比べした児童らは「おいしい」「思っていたより苦くない」など、急須で淹れるお茶に親しみました。
参加した児童の一人は「学校の給茶機で飲むお茶もおいしいけど、これからは家でもお茶を淹れてみたい」と笑顔で話していました。