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JA管内で、イチゴ「博多あまおう」の2番果の出荷が最盛期を迎え、JAパッケージセンターでも連日、荷造り出荷作業に追われています。JAでは、八女市吉田と筑後市のパッケージセンター2施設にイチゴが持ち込まれ、検査員による評価や作業員によるパック詰めなどを経て出荷されます。
JAのパッケージセンター2施設では、イチゴ生産者188人が利用しています。2月1日、JAパッケージセンター筑後には、約3tが持ち込まれ、全国の生協や量販店などに出荷・販売されました。3月に最盛期を迎え、2施設合わせて年間で1,620tの出荷量を見込みます。
JAでは、平成11年からパッケージセンター事業を開始し、現在3つのパッケージセンターが稼働しています。生産者が収穫したまま農産物を持ち込み、集荷から検品、パック詰め、梱包、出荷まですべてJAが一括して請け負っています。イチゴの出荷工程の中でも労力を有するパック詰め作業の時間を減らし、生産者が栽培管理に集中できるようにすることで、生産数量の確保や、品質向上によるJA産イチゴ「博多あまおう」のブランド確立に貢献しています。
また、パッケージセンターでは、農産物の販売を基本的に直販で行い、約150社の取引先と直接商談しながら、販路拡大に努めています。
「博多あまおう」を出荷するパッケージセンターでは、取引先の要望に応じた規格でパック詰めします。200人以上の作業員が1粒ずつ手作業で、重さを厳密に計りながら選別・パック詰めします。コンベアを有効活用し、作業を分担することでパッケージ処理能力を高めています。
JA担当職員は「労力を軽減することで、高齢の農家でも長く生産活動を継続することができる。パッケージセンターが一体となって、生産者の所得増大や高品質なイチゴ出荷につなげていきたい」と話していました。