風邪が本格的に流行する季節を迎え、JA管内にある八女市・筑後市・広川町の小中学校全44校で、八女茶を使ったうがいが始まっています。
うがいで使う八女茶は、JA茶業部会や地元茶商、行政などで構成する八女茶振興会が贈ったものです。お茶に含まれるカテキンの「抗菌作用」や「抗酸化作用」「抗高血圧作用」「消臭作用」などの効能を生かし、インフルエンザ予防などに役立ててもらおうと、計19,700袋(1袋20g)のうがい用八女茶ティーバッグを贈りました。
八女市立上妻小学校では、12月3日からうがいが始まりました。全児童329人が、給食の前や昼休みに外で遊んだ後などに、それぞれうがいをしています。うがい茶は、毎朝職員が湯を沸かし、やかんにティーバッグを入れ、全14クラスに配られます。約4ℓのお湯で、1クラス分のうがい茶が出来上がるそうです。
うがいした1年生の塩塚仁菜さん(7)は「うがい茶は苦いけど、飲んでみたらあったくておいしい。毎日うがいして風邪に気をつけたい」と話していました。同小学校では、2月末までうがいを続ける予定です。
同会副会長で、JA茶業部会の野中敏光部会長は「緑茶は健康に良く、風邪予防の飲み物としては最適だ。地元のお茶に親しんでもらいながらこれからの寒い季節を乗り切ってほしい」と話していました。