キウイフルーツの収穫を目前に控え、JAは9月10日、JA立花地区センターで「平成30年産キウイフルーツ販売取引会議(レインボーレッドの部)」を開きました。
近年広範囲に広がるかいよう病の影響から年々生産量が減少している中、市場と連携し販売対策を徹底することで福岡県産キウイフルーツの有利販売につなげることが目的です。今年産レインボーレッドの販売数量200tを目指します。
今年産キウイは、レインボーレッド・ヘイワードともに、7月下旬以降の干ばつや台風の影響で小玉傾向だが着果は十分。JAでは、かいよう病発生時期に屋根掛け栽培を行う園地の推進やかん水量の調節など、高品質なキウイ生産の維持に努めています。
会議前には、JA・市場関係者・生産者ら約20人が両品種の園地を視察し、生育状況を確認しました。
会議では、10月上旬から中旬までの短期間販売で効果的な企画・顧客の確保に努めることや、市場ごとに販売計画を立て、単価の維持に努めること、大玉(M以上)についても計画的販売の取り組み強化を図ることなどを話し合いました。また、市場別に対応した追熟処理や出荷形態などについても確認しました。
JAキウイフルーツ部会は、真鍋博美部会長を中心に、今年産は両品種合わせて518人で約220㏊作付けします。収穫時期は、レインボーレッドは9月下旬から10月上旬まで。ヘイワードは11月上旬からを予定しています。
真鍋部会長は「生産者とJA、市場がしっかり連携して、消費者に高品質な『食べ頃』キウイを届けていきたい」と話していました。