筑後市立水洗小学校3年生の児童33人は9月6日、同市の主要農産物であるブドウの成長過程を授業で学びました。将来の消費者となる子どもたちに地元農産物や農業に親しみを持ってもらおうと、JA筑後地区センターと同市で構成する筑後市地産地消協議会が企画し開きました。
授業では、生産者の鶴田清さんとJA園芸指導課の担当職員が市内で生産されるブドウの品種について紹介。土づくりや枝の剪定・摘粒・袋がけ・収穫などブドウの成長に伴う作業や、ブドウの成長過程を写真付きの資料を使って説明しました。児童は実を付ける前のブドウを手に取って観察し、鶴田さんの指導の下、袋がけ作業に挑戦しました。
その後グループに分かれた児童には「種無し巨峰」と「シャインマスカット」が1パックずつ配られ、児童は口いっぱいに頬張りました。
他にも、同協議会では地産地消の主な取り組みとして、地元農産物を市内の小学校に給食として提供する「ちっごの日」に平成20年から取り組んでいます。
児童は「ブドウの実がだんだん大きくなっていくのが分かって面白かった。これからもたくさん食べたい」と笑顔で話していまし
た。