地元特産品ブドウの魅力を伝えようと、JAぶどう部会青年部黒木地区が9月3日、八女市立黒木西小学校4年生24人を管理する苗床ハウスに招き、ブドウ(品種=種無し巨峰)の収穫体験を開きました。
収穫体験は、児童らに農業の大切さや収穫の喜びを伝えようと、青年部と小学校が協力して毎年行っているもので、児童らは6月に摘粒作業を体験しています。
同地区のブドウは、中山間地の寒暖差を生かした糖度の高さと色付きの良さが魅力です。児童たちはブドウの成長過程を日々観察しながら青年部員たちとの交流を楽しんでいます。
約15aのハウスで開かれた収穫体験では、樋口恭平副部長が「今年産は雨が少なく、とても甘くておいしいブドウに仕上がっている。収穫したら是非味わってほしい」と説明。児童らは、たわわに実ったブドウ(1房400ℊ)を前に「おいしそう」「大きい」など歓声を上げながら、粒が落ちないように慎重な手つきで収穫しました。
この収穫体験は、青年部がハウス内の1本の樹を20年度卒業生の卒業記念として贈呈したのが始まりで、日々の管理作業は青年部員が行っています。
体験した田中まなみさん(9)は「とても楽しかった。6月に来たときより色が黒くなってておいしそう」と笑顔で話していました。