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Channel: JAふくおか八女
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台風と干ばつ乗り越え高品質 梨「豊水」出荷始まる

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目合わせ会で出荷規格を確認する参加者
目合わせ会で出荷規格を確認する参加者

 福岡県産梨の約6割のシェアを誇るJAなし部会で、8月12日から梨「豊水」の出荷が始まりました。JA立野広域集出荷場では、この日約9,900㎏が初選果され、県内や関西の市場に出荷されました。

 平成30年産は、開花期間の天候に恵まれ結実は良好で推移。その後、台風による落下などの被害が一部あったものの着果量は平年以上です。

 また、梅雨明け後からの干ばつの影響により果実肥大は鈍いですが、糖度は平年より高く食味も順調に仕上がっています。

 中生種「豊水」は、JA同部会では「幸水」に次ぐ主力品種。「幸水」と違い、果汁の多さと糖度と酸味のバランスが魅力です。

 JAでは、今年産から同品種の小売店での販売取扱数量を増やし長期間に渡り消費者に届けるため、市場関係者を招いた産地研修会を開くなどして、さらなる販売強化に乗り出しています。

 同部会では、今年産の「豊水」は計89人が31・8㏊作付けします。

 10日には、高品質な同品種の初出荷に向けて、目合わせ会を開きました。参加者は、実物を手に取り色づきや大きさを見比べながら出荷規格を確認しました。16日から連日出荷となり、9月中旬まで840tの出荷を見込みます。

 JA担当職員は「早ちぎりに注意し、適熟収穫に努めることで、待ちわびる全国の消費者に高品質な梨を届けよう」と呼び掛けました。

 JA同部会では、8月9日に「幸水」の出荷が終了。今後は同品種の他、「新興」「王秋」「愛宕」と出荷リレーが12月上旬まで続きます。梨全体で販売数量2,550t、販売金額9億5千4百万円を見込みます。


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