全国有数の菊産地として知られるJA八女電照菊部会で夏秋ギクの出荷が最盛期を迎えています。現在、夏秋ギクの「精の一世」、「優花」をメインに出荷しています。夏秋ギクの出荷は11月まで続く予定です。
同部会の輪ギクの生産は、白輪ギクを中心に平坦地から山間地まで施設栽培により、夏秋ギク「精の一世」、「優花」、秋ギク「神馬」を主力品種とし、周年での安定生産に取り組んでいます。
JA担当職員は「今年産は天候にも恵まれ病害虫の被害も少なく順調な生育を見せてくれた。素晴しい八女電照菊に仕上がっている」と話しています。
葬儀の多様化により、祭壇の洋花化や家族葬の増加で白輪ギクの需要が低下している課題を克服するため、同部会では、仏花・葬儀用だけでなく、さまざまな場面で菊を活用してもらおうとPR活動にも力を入れています。JAが主催する少年スポーツ大会や地元で開かれるスポーツ大会等で優勝者にビクトリーブーケを贈る他、結婚式でのウエディングブーケでの使用など、これまでの菊のイメージチェンジを図っています。
平成30年産は、丸林繁美部会長を中心に部会員125人、116haで栽培。12月中旬から下旬に出荷最盛期を迎え、生産本数4,913万本、販売高27億250万円を目指します。