JAグリーンレイシ研究会で、露地栽培でのグリーンレイシ(品種=「えらぶ」)の出荷が最盛期を迎えています。
丸みを帯びたボリューム感と濃い緑色が特徴のグリーンレイシ。程よい苦味で夏ばてや疲労回復にも効果抜群の人気の夏野菜です。
平成30年産は、生育期に好天が続いたことから、果実の腐れや病害虫の被害も少なく順調に生育。露地物では、昼夜の気温差が激しい中山間地の気候を生かした栽培で、色艶の良い深緑の高品質なグリーンレイシに仕上がっています。
この日は、JA各集荷場に計928ケース(1ケース3㎏)が持ち込まれ、九州や関西、中国地方の市場へ出荷しました。10月下旬まで160tの出荷量を見込みます。
同研究会は、今年産は49人で約6㏊作付け。うち、八女市立花町白木地区では、23人が栽培。田中清司さん(44)は同地区で25aを露地栽培します。この日、JA白木集荷場に約500㎏を持ち込んだ田中さんは、年間通して9tを出荷します。
田中さんの畑では、雨が少ない今年の天候を考慮し、灌水を小まめにすることで果実を太らせ、ボリューム感のあるグリーンレイシを栽培します。また、摘果を強めにすることで、曲がりの少ない良質な果実を作ります。
田中さんは「グリーンレイシは、イメージよりも苦みが少なく食べやすい。今が旬なので是非食べて欲しい」と笑顔で話していました。