JA筑後集荷場で、不思議な形をした野菜ロマネスコの出荷が始まっています。27日は、2人の生産者によって計11ケース(1ケース8個)が持ち込まれ、関東、関西などの市場に出荷されました。
ロマネスコはカリフラワーの一種で、口あたりの良さと歯ごたえのある食感が魅力。クリスマスツリーが重なったような幾何学的な花蕾の形状で、洋風レストランなどでの高級食材として提供されることが多いです。
今年産は天候に恵まれ順調に生育。例年より2週間ほど早い11月16日からの出荷となりました。需要が高まる年末年始が出荷ピークとなります。
当JAでは、JA福岡京築、JA北九州の3JAで生産されたロマネスコの規格や品質を統一し「福岡県産ロマネスコ」として販売しています。
集荷場に持ち込んだ、農事組合法人「ふなごや」の田中聡洋(あきひろ)さんは、筑後市で10a作付けをしています。法人では、病害虫がつかないように初期防除や霜による被害予防を徹底して行っています。
田中さんは「ロマネスコはビタミンCが豊富でコリっとした食感も良い。形も面白いので、是非手に取って味わってみてほしい」と話していました。