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晩生種梨「王秋」出荷順調

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果汁の多さと食味の良さが特長の「王秋」
果汁の多さと食味の良さが特長の「王秋」

 福岡県内のJA系統販売シェア約6割を出荷するJAなし部会で、9月30日から始まった「王秋」の出荷が順調です。11月上旬まで続き、生産量約15t、販売高4350万円を見込みます。

 この日はJA選果場に持ち込まれた梨約4tが選果・選別され、福岡と関西の市場に出荷されました。

 「王秋」は果汁の多さと食味の良さが特長の晩生種梨で、大玉で果肉が雪のように白いです(雪白)。

また、独特な楕円形(倒卵状楕円)をした外見も魅力の一つです。

 平成29年産は台風などの災害もなく順調に生育。高品質な出来に仕上がっています。

 「王秋」は同部会のうち9人が約300a作付けを行っています。高温や乾燥した天候が続くと出来る「コルク状障害」の発生を防ぐため、同部会では「王秋」の生産が盛んな鳥取県を視察。生産者のほ場や園芸試験場でかん水や土壌改良などの対策技術を学び取り入れています。

 また同部会では、八女産梨のさらなる消費拡大のため、量販店などで試食宣伝等のイベントや消費者を園地に招き収穫体験を開くなど販促活動にも取り組んでいます。

 JA担当職員は「『王秋』は部会が生産する梨の中でも高収量が期待される品種の一つ。栽培管理を徹底して安全・安心で高品質な梨を消費者に届けたい」と話していました。

 同部会では今後、11月上旬から年内いっぱいまで「愛宕」が出荷リレーの最後を飾ります。


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