八女市立長峰小学校5年生の児童が、10月17日、同校内で新米「長峰ガッツ米」の販売を体験しました。「長峰ガッツ米」は、児童の6月の田植え、9月の稲刈り体験を通して作られた米で、同校の合言葉「峰の子ガッツ」にちなんで名づけられました。
同校では食育の一環として、毎年稲刈りと田植え体験を行っていますが、販売体験は今年が初めて。田んぼは、八女市のイチゴ生産者樋口健児さんら地元の生産者らが提供しました。
販売は樋口さんや担任教員の立会いのもと行われ、新米1袋5kg2000円で販売されました。
児童は、販売に先立ち全校生徒に手書きのチラシを配布。チラシに添付されている引換券と代金を持参した保護者らに、児童が元気に「ありがとうございます」とあいさつしながら手渡ししました。
児童は、体験を通して感じた米作りへの思いを手書きで綴った新米のラベルも作成。また看板やおいしいお米の炊き方などを記した「お米ブック」も手書きで作成し、会場に飾りました。
児童の一人は「お母さんが買いに来てくれたので、家に帰ったら食べたい」と笑顔で話していました。
樋口さんは「児童たちが田植えから販売までの体験を通して、米作りの大変さや喜びを感じてもらえたら嬉しい。予想以上に好評なので、今後はJA直売所や支店祭りのときなど、販売の場を広げていきたい」と話していました。
新米は16日から20日まで、計650kg、お昼休みの時間に販売されます。売り上げの一部は学校に寄付される予定です。