JAくり研究会で、8月31日から、秋の味覚、栗の出荷が始まりました。黒木町のJA黒木集荷場には現在、日量平均200ネット(1ネット約500g)が持ち込まれています。最盛期を迎える9月下旬には、700ネット以上になることもあります。10月上旬まで青果・原料合わせて約2万ネットを集荷。広島・福山の市場に出荷する他、原料はJAの加工場に出荷し加工されます。
同集荷場では、現在「丹沢」「銀寄」「ぽろたん」の3品種を集荷しています。令和2年産は、裏年で生育期に雨が少なかったこともありやや小さめですが、実の付きは良く、色艶・形ともに上々の仕上がりです。
同研究会では、商品性向上のため、出荷規格に基づいた選別作業を徹底しています。各生産者が収穫後に家庭で、特大・大・中・小に選別してネットに詰め、規格外のものは原料として出荷します。また集荷場では、JA職員がカビや腐れ、虫食いの混入を防ぐため、明るい光の下で厳正に検査し、1箱20ネットで出荷します。
JA担当職員は「今年産は、病害虫の被害も少なく高品質。季節限定の秋の味覚を是非味わってほしい」と話していました。