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人気品種「シャインマスカット」出荷順調

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生産者によって持ち込まれる高品質な「シャインマスカット」
生産者によって持ち込まれる高品質な「シャインマスカット」

 福岡県内系統販売シェアの約6割を占めるJAぶどう部会で、6月15日から始まった、令和2年産ブドウ「シャインマスカット」の出荷が順調に進んでいます。高糖度で皮ごと食べられ、幅広い世代から人気の同品種。今年産は、全体的に結実や玉太り、酸切れも例年並みと良好で、病害虫の被害も少なく高品質な仕上がりです。ハウス栽培のものが8月上旬までで、以降は雨除けトンネル栽培に切り替わります。8月下旬に最盛期を迎え、約388tを福岡や広島、関西の市場に出荷します。

 7月9日、黒木町のJA黒木集荷場に150㎏を持ち込んだ生産者の緒方二千郎さんの園地でも収穫が始まっています。ここ数日の雨の影響で糖度が乗りにくくなっている中でも、安定した収量を出荷できるよう、基本的な栽培管理を徹底していると緒方さんは話します。

 同部会では、317人のうち162人が同品種を栽培。毎年生産者が増え続けています。JAでは、高品質なものを手頃な価格で消費者に味わってもらおうと、350gパックを中心に販売。食味を重視した房づくりにこだわります。また、集荷場では、荷口ごとに糖度18以上、酸度0.6%以下の基準で糖度検査を行っており、厳選したシャインマスカットのみを出荷します。

 同町で約15a栽培する緒方さんは「日々、甘くておいしいブドウが収穫できている。最盛期に向けて今後の消費の伸びに期待したい」と力を込めます。


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