JAかんきつ部会温室ミカン研究会で、7月3日から、令和2年産ハウスミカンの出荷が始まりました。立花町のJA北山かんきつ選果場ではこの日、「上野早生」約2.5tが初選果され、契約販売先の生協やJA農産物直売所「よらん野」などに出荷されました。8月上旬に最盛期を迎え、9月上旬まで、約50tの出荷を見込みます。
初選果では、生産者の立ち合いのもと、選果作業員が着色の状態や果実の形状など選果基準・出荷規格について入念に確認した後、糖度・酸度センサー・腐敗センサーを通し選別しました。
同研究会は、今年産を5人が約95a(加温面積)を作付け。糖度が高く、果汁たっぷりのミカンを出荷するため、同研究会では、ハウス内の温度や水分を小まめに調整します。特に、かん水量を制限してミカンに水分ストレスを掛ける「水切り」を行うことで、消費者からニーズの高い2S~Mサイズの小玉で濃い黄色のミカンづくりに取り組んでいます。
古賀浩輝会長は「今年産は質・量ともに例年通り良い。最後まで気を抜かずに高品質なハウスミカンを消費者に届けたい」と話していました。