JA夏秋きゅうり研究会は、6月22日、立花町で、夏秋キュウリの栽培講習会を開きました。出荷本格化に向けて現在の生育状況を確認し、需要期の夏場から10月中旬まで、長期間にわたる高品質出荷で有利販売に備えます。また、次年度以降の新品種導入に向けて、栽培に適した品種を探ります。
会には、生産者やJA担当職員ら15人が参加しました。参加者は、2か所の園地を巡回し、それぞれの生育状況について確認。誘引や摘芯の方法、追肥のタイミングやかん水の量など、今後の栽培管理について、意見を交換しました。
同研究会では、令和2年産を13人が2.3haに作付けします。毎年新しい品種を試験的に栽培、成功すれば翌年から本格的に栽培に乗り出すなど、品種の導入に積極的です。
同研究会の夏秋キュウリは、同町の昼夜の気温差が大きい気候を生かして栽培され、「県境きゅうり」として出荷されます。5~7月と定植時期をずらすことで、作業の省力化を図るとともに、長期に渡る販売で売り場の確保を狙います。
同研究会の中島次男会長は「収量増と高品質出荷の両方を実現できるよう、今後も品種の更新に力を入れていきたい」と話していました。