JAで、6月19日から、2020年産麦類の検査が始まりました。JAの計3施設で7月下旬まで行われます。初検査では、「はるか二条」を250t検査し、全量1等を記録。整粒率は85%と高い数値となりました。
今年産は、6月上旬までに、大麦「はるか二条」、小麦「シロガネコムギ」、ラー麦「ちくしW2号」合わせて計約6,634tを荷受けし、いずれも計画比を1~3割上回りました。関係者も「今年産は生育期の天候に恵まれ、大麦小麦ともに収量・品質ともに上々の出来」と口をそろえます。
初検査を迎えたこの日、筑後市のJA筑後カントリーエレベータ(CE)で、検査事前説明会と検査程度統一会を開き、専任検査員やJA担当職員ら16人が参加しました。検査要領、検査日程などについて確認した後、参加者は、皿に並べられた9種類のサンプルを見ながら、1等・2等・規格外についての検査統一基準を確認しました。検査後は、JA全農ふくれんを通して出荷・取引されます。
JA担当職員は「今後も適正かつ確実な検査で、高品質な福岡県産麦の消費拡大に貢献していきたい」と話していました。