JAぶどう部会広川地区は、4月3日、広川町で現地互評会を開き、11人が参加しました。4月下旬から始まるブドウの出荷に向けて、現在の生育状況を確認。暖かい気候と涼しい気候が交互に続く今後を鑑み、ハウス内の温度管理などの重要性について話し合いました。
同部会では主に、加温ハウス、無加温ハウス、トンネル栽培でブドウを栽培します。ハウス栽培でも、ビニールを二重張りにしたものと一重張りにしたものなど、栽培様式を分けることにより、収穫時期をずらせ、作業の省力化と長期出荷を可能にしています。
現在では、昨年12月頃に加温ハウスにビニールを被せ栽培を始めた「種無し巨峰」と「デラウェア」が、実をならせ始めています。ここまで、温暖な天候や生産者の管理もあり、実止まりも良く順調に生育しています。
互評会では6か所の園地を巡回しました。参加者は、気温の急な上昇による高温障害や、雨による灰カビに注意すること、摘果の時期や方法などについて実物を見ながら話し合いました。
JA園芸指導課の担当職員は「販売取引先と連携を密にとって初出荷に備える。生産者には昨年同様、しっかり収量をあげてほしい」と期待を込めていました。