JAな花研究会で、11月8日から始まった令和元年産「博多な花」の出荷が順調に進んでいます。現在、筑後市のJA筑後集荷場には、日量平均1,000袋(1袋150g)が持ち込まれており、最盛期を迎える1月~3月には、4,000袋を越えることもあります。3月下旬までに、約13万袋を、東京などの市場に出荷します。
同研究会は、今年産を、15人が約170aに作付けします。今年産は、10月10日前後にかけて定植が行われました。苗の生育期に、気温が高く推移したこともあり、生育が旺盛で、色合いの良い高品質な博多な花の出荷が現在まで続いています。
JAで出荷する博多な花は、福岡県産博多な花「おいしい菜」として出荷されます。袋の裏側には「博多な花と牛肉の炒めもの」「おひたし」「すき焼き」など、博多な花を使った調理例を記載し出荷・販売しています。
八女市の生産者で、同研究会会長の溝田英文さんの約10aの園地でも、鮮度維持にこだわり、収穫時期を見極めながら日々の収穫作業に追われています。厳寒期以降の栽培管理では、一定数の葉を残し数回に分けて収穫することや、定期的に追肥を施すことが重要だといいます。
溝田さんは「生産者が丹精込めて栽培したみずみずしい『博多な花』を、鍋物など冬を彩る食材として使ってほしい」と話していました。