JA就農支援センターで、新規就農を目指し研修を受ける第5期イチゴ研修生5人が初めてのイチゴ「博多あまおう」の収穫作業に励んでいます。
同センターで11月15日から始まったイチゴの初収穫に挑んでいる研修生は、室園周作さん、室園桜さん、豊福一郎さん、田代広樹さん、塚本康博さんの5人。現在、福岡県八女市平田にある研修ほ場(15a)では室園周作さん、桜さん、豊福さんの3人が、筑後市井田にある第2研修ほ場(16a)では田代さんと塚本さんがそれぞれイチゴ栽培研修に励んでいます。
少しずつ収穫量が増えてきた12月10日、指導に当たる茅島博敏さんと古賀勝利さんの指導の下、研修生5人は朝から2時間ほど着色具合を確認しながら果実が傷まないように丁寧な手つきで収穫作業を行いました。
室園桜さんは「茅島先生から今の時期は、八分着色のイチゴを収穫するよう指導を受けているが、その判断が難しい。まだ、考えながらの作業で時間も掛かっているが、自分たちの手で一生懸命育ててきたイチゴの収穫作業はとても楽しい」と笑顔で話していました。
収穫後、研修生らはイチゴのサイズや形状を合わせ規格ごとにパック詰めし、「JA就農支援センター」生産のイチゴとして出荷します。
JAは、農業担い手の減少や高齢化が進む中、優れた農業担い手の確保や地域農業基盤の維持発展につなげるため、新規就農希望者を育成する同センターを平成27年9月に開所しました。1年間、農業実習や座学などの研修を受けながら作物を栽培し、研修終了後にJAが遊休ハウス等を斡旋、JA管内で就農します。