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Channel: JAふくおか八女
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本村健太郎弁護士が講演

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ジョークを交えながら講演する本村弁護士
ジョークを交えながら講演する本村弁護士

 JA女性部が9月2日、俳優としても活躍する本村健太郎弁護士を招き、筑後市のサザンクス筑後で「平成29年女性部文化講演会」を開きました。部員を中心に約1,300人の参加者で会場は満席でした。

 講演では、本村弁護士が「行列のできない法律相談所~身近で役立つ法律の話&ワクワク!元気になる話」の演題で、実際に相談を受けた事例を基に、「飼っているペットに相続させられるか」「死後離婚のメリットデメリット」「悪質商法から身を守る方法」など、身近で役立つ法律の話をジョークを織り交ぜながら軽快なトークを繰り広げ、終始笑い声で盛り上がりを見せました。

 本村弁護士は、身近で起こりうる法律の話を分かりやすく解説した後、「『俳優としてハリウッドに出たい』という夢を持ち続けていることで今まで俳優をやり続けてこれた。夢や目標を持つことで活力みなぎる人生を送ることができる」と笑顔で話してい ました。

 参加者は「本村さんの明るく楽しいトークで、身近で起こりそうな法律問題をおもしろおかしく解説されて、非常に分かりやすく、元気をもらった」と笑顔で話していました。


女性が輝く元気な組織づくり

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女性総代が集結し開いた勉強会
女性総代が集結し開いた勉強会

 JAは9月8日、八女市で「女性総代の集い」を開き、女性総代やJA役職員ら約100人が参加しました。JA事業や総代としての役割への理解を深めるとともに、女性として、JA運営に参加・参画するためには何が必要なのかを学びました。

 「女性総代の役割と総代会資料ポイントについて」と題して行われた学習会では、総代の役割やJAの最高意思決定機関である「総代会」に出席する上で必要となる知識、資料の見方などを学びました。

 また、福岡県男女共同参画センター「あすばる」の松田美幸センター長を講師に招き、「行動が未来をつくる!無駄になる経験はない」の演題で行われた講演では、自身の経験したまちづくり活動を通じて感じたことや全国で活躍している女性リーダーたちの活動を見本に、女性がどのように社会の中で輝いているかを学びました。

 午後からは、JAの集荷場やパッケージセンターなどの施設を視察しました。

 久保薫JA組合長は「毎年開催される総代会において、JAは総代の皆さんからの賛同を得て初めて事業展開していくことができる。また、元気な組織づくりには女性が輝いていることが必要不可欠だ。皆さんは総代という重大な役割を担っているという自覚を持ってJA運営に積極的に参画してもらいたい」と力強く話しました。

レインボーレッド販売280t目指す

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会議で、17年産レインボーレッドの販売展望について話し合う出席者
会議で、17年産レインボーレッドの販売展望について話し合う出席者

 JAは9月15日、立花地区センターで「平成29年産キウイフルーツ販売取引会議(レインボーレッドの部)」を開きました。

 販売対策を徹底し、販促体制を強化することで、福岡県産キウイフルーツの有利販売につなげることが狙いで、販売数量280tを目指します。

 市場関係者や部会員、JA役職員ら約30人が参加しました。

 平成29年産のレインボーレッドは、生育期の天候に恵まれ、着果・果実肥大ともに良好。しかし、広範囲に広がるキウイかいよう病の影響から、生産量が減少しており、レインボーレッドに代わる品種の探索が急務となっています。

 会議では、販売市場を集約し、効果的な販売促進活動を展開することや、追熟処理や出荷形態について話し合いました。

 また、会議前には、レインボーレッドやヘイワードの園地を視察し、生育状況を確認しました。

 販売は10月2日から始まり、下旬まで続く予定です。

米国農務省職員らがミカン産地を視察

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JA担当職員から部会の取り組み内容等を聞く米国農務省職員ら
JA担当職員から部会の取り組み内容等を聞く米国農務省職員ら

 日本の温州ミカンをアメリカ合衆国(以下:米国)に輸出する際の条件緩和に向け、産地の生産状況を確認しようと、米国農務省動植物検疫局職員ら代表団がJAを訪れ、管内のミカン園地(八女市立花町)と選果場を視察しました。

 米国は、日本で発生するミカンバエの侵入を防ぐため、温州ミカンの輸入を本州と四国産に限定していました。九州の一部の県でミカンバエの発生が確認されているとして九州産は禁止されていました。

 昨年7月、日米は九州から温州ミカンを輸出する際、生産園地やその周辺でミカンバエの無発生を調査するとの条件で福岡、佐賀、長崎、熊本の4県から輸出ができるようになったことを受け、同部会は、今年1月、九州で初めて米国のハワイ州へミカン約220kgを輸出しています。

 また、同部会は、平成26年からタイ王国へのミカン輸出に向け、ミカンバエのモニタリング調査を続けており無発生を確認しています。現在、当JA管内のミカンはカナダ、台湾などに輸出しています。

 米国農務省職員は「ミカンバエが発生していないというモニタリング結果を踏まえ、生産者やJA、行政等の関係者が日々、園地、選果場でどのように栽培・防除・管理されているかをしっかり確認して、輸入条件緩和に向けての検討を進めていきたい」と話していました。

 松崎智明かんきつ部会長は「現在、アジアのマーケットを中心に輸出を行っている。アジアのマーケットには既に日本産の多くの農産物が輸出され店頭に並んでおり競争が激化している。新たな米国というマーケットを開拓していきたい。今年1月、ハワイへの輸出を行っている。運送費用などを考慮すると採算性は厳しい面もあるが、輸出条件などが改善されていけば輸出も拡大していけるのではないかと思う」と話していました。

温州ミカンを試食する米国農務省職員㊨
温州ミカンを試食する米国農務省職員㊨

極早生ミカン「早味かん」出荷始まる

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甘さと食べやすさが特徴の早味かん
甘さと食べやすさが特徴の早味かん

 JAかんきつ部会で9月20日から、福岡県で育成した極早生ミカン「早味かん」の出荷が始まりました。出荷前には、部会員による目合わせ会を行い、出荷規格を入念に確認。選果作業が行われた後、関東・関西の市場へ向け初出荷しました。

 緑と橙色の彩りが美しく甘さと食べやすさが特徴の「早味かん」。糖度が9月には10度、10月には11度を超えます。

 平成29年産は、7月からの天候に恵まれたことや夜温が低かったことで色づきが良く、糖度も昨年に比べ約1度高いなど良好な仕上がりです。9月下旬~10月上旬に出荷の最盛期を迎えます。

 当JAでは、福岡県で開催された第60回全国カンキツ研究大会で、ミカン栽培による産地振興に貢献した指導者に贈られる「高橋柑橘賞」を、園芸指導課の椿原茂係長が受賞したこともあり、産地は盛り上がりを見せています。

 今後は、糖度12度以上の「華たちばな」をはじめ、一定期間、低温貯蔵し濃縮された甘みが特徴の「蔵出しみかん」などの出荷リレーにより、3月末までに生産量8000tを見込みます。

 同部会は、部会員382人で約460haを作付けしています。シートマルチ栽培による高糖度ミカンの栽培に取り組む他、標高60~300mの標高差を生かした品種導入を進め、半年以上の長期出荷を行っています。

 また、腐敗果を出さないよう各家庭や選果場で丁寧な取り扱いを心掛けるとともに、糖度・酸度・腐敗センサーでの検査によって、さらなる品質向上に努めています。

 松﨑智明部会長は「早味かんは市場関係者の評価も高く、9月に出荷されるミカンの中では日本一だと思っている。その甘さと食味の良さを是非味わってほしい」と話していました。

イチゴ研修生がいよいよ定植作業

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イチゴ苗を定植する松尾さん
イチゴ苗を定植する松尾さん

 新規就農希望者を対象に、農業・経営に関する技術や知識習得に向けた研修を行う、JA「就農支援センター」で9月20日、平成30年に就農を目指す第3期研修生の松尾和哉さん(36)と豆塚正倫さん(39)は2棟のハウスに約5000株のイチゴ「博多あまおう」の定植作業を行いました。

 松尾さんは「イチゴの生育と収穫時の効率を考えて、苗の向きを揃えて真っすぐ定間隔になるように気を付けて定植した。収穫できる日が楽しみ」と笑みを見せていました。

 JAは、優れた農業担い手の確保や地域農業基盤の維持発展につなげるため、同センターを26年9月に開所。研修生は、1年間、農業実習や座学などの研修を受けながら作物を栽培し、研修終了後にJAが遊休ハウス等を斡旋、JA管内で就農します。現在、豆塚さんと松尾さんの他に、トマトでの就農を希望する2人の計4人が学んでいます。

 同センターのイチゴ指導者の茅島博敏さんの指導の下、研修生らは防除対策として農薬を混ぜ入れた植穴に1株1株イチゴ苗を丁寧に定植しました。

 茅島さんは「定植作業は地味で大変な作業だが、何も考えずに植えていくと、苗の並びが曲がったり間隔がバラバラになってしまって、生育するときに混みあって実が大きくならないなど収量に影響する。根気よく丁寧に定植してほしい」と話していました。

 同センターでのイチゴの初収穫は11月中下旬を予定しています。

青年部と常勤役員室部長が意見交換

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青年の主張発表大会で最優秀賞に輝いた徳永さん
青年の主張発表大会で最優秀賞に輝いた徳永さん

 JA青年部が9月21日に八女市の矢部川城で、盟友1人ひとりの声を反映させJA事業の発展につなげようと、常勤役員・室部長との懇談会を開き、活発な意見交換を行いました。

 懇談会には約100人の青年部員が参加。お茶では初めて地理的表示保護制度(GI)に登録された「八女伝統本玉露」についての現状と今後の取り組み内容をはじめ、新築されるAコープくろき店の運営展望などの質問が挙がり、また、平成27年9月に開所した「就農支援センター」では、現在、トマトとイチゴでの新規就農を目指す研修生を受け入れていますが、果樹等の品目についても受け入れしてほしいなどの要望が挙がりました。

 また、同日には農業経営やJA、青年部活動等に対する希望、意見、提言等を発表するJA青年の主張発表大会も開き、各地区代表の7人の青年部員がそれぞれの思いを発表。「雨降ってオレ固まる」のテーマで発表した黒木地区の徳永慎太郎さんが最優秀賞に輝きました。徳永さんは、10月26日に福岡市で開かれるJA福岡県青年部大会(青年の主張の部)にJAふくおか八女青年部代表として出場します。

JAへの要望を発言する青年部員
JAへの要望を発言する青年部員

~八女市の魅力をPR~第24代八女津媛に鶴田慶子さん

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第24代八女津媛に就任した鶴田さん
第24代八女津媛に就任した鶴田さん

 八女の祭り実行委員会が主催し、JAが共催する「平成29年度八女のまつり『あかりの祭典』」が9月22~24日の計3日間、八女市の八女伝統工芸館敷地内で開かれ、23日に行われた八女津媛交代式では、第24代八女津媛に、JAから八女北支店の鶴田慶子さん(26)が選ばれ、就任しました。

 八女津媛は、日本書紀の中の「この地方に女神あり。その名を八女津媛といい、常に山中にいる」という一節にちなんだ、観光親善大使で、9月からの1年間、20回程のさまざまなイベントで、八女市の観光PRを行います。

 鶴田さんは「八女市の伝統の継承と更なる発展を願いつつ、自分の言葉で八女の良さをPRできるよう1年間頑張っていきたい」と笑顔で抱負を語っていました。八女津媛には、鶴田さんの他に、八女市職員の井ノ口千裕さんと、中村学園大学4年生の友野葉月さんが選ばれました。

 また、祭りでは、JA女性部や地区センター職員が農産物・農産加工品等を出店ブースで販売した他、電照菊部会が提供した八女電照菊が、「八女福島の燈籠人形公演」の装飾に使われ、舞台を彩りました。


産地品種銘柄を新設定 大豆「ちくし豆5号」

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 農産物検査業務規程の第13条第2項につきまして、産地品種銘柄の選択銘柄を新しく追加しました。

 追加銘柄は次の通りです。

 ○普通大豆及び特定加工用大豆「ちくし豆5号」

たくさん獲れたよ!親子で稲刈り体験

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稲刈りを楽しむ参加者親子
稲刈りを楽しむ参加者親子

 JA青年部筑後地区と筑後市農業後継者対策協議会は、9月24日、農業の必要性や大切さを理解してもらおうと、Fコープ会員の親子26人を招き、消費者交流会「稲刈り体験」を、筑後市の實本太さんの田んぼで行いました。親子は6月に同じ場所で田植えを体験しており、今回の収穫に至りました。

 体験に先立ち、青年部筑後地区部長の河原努さんが、親子に向けて「今日は農家にとって一番うれしい日。その喜びを一緒に分かち合うことで、少しでも農業に興味を持ってもらえたらありがたい」とあいさつをしました。

 体験では、参加者は横一列に並び、順調に育った稲の根元を片手で握り、その下に鎌を当て手刈りしました。大人も子どもも汗だくになりながら約30分間の稲刈りを楽しみました。  

 その後、子どもたちは實本さんが操作するコンバインに一緒に乗り、機械による稲刈りも体験しました。

 稲刈り体験の後、参加者はJA筑後地区センターに移動し、筑後市農産物の紹介を受けました。また、昼食交流会では、青年部員らとだご汁を一緒に食べ、青年部が発案したアイスキャンデーの試食で交流を深めました。

 参加者は「たくさんの稲を刈れてとても楽しかった。おいしいご飯を早く食べたい。」と笑顔で話していました。

秋の味覚、柿「西村早生」出荷はじまる

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高品質な仕上がりの柿「西村早生」
高品質な仕上がりの柿「西村早生」

 JAかき部会で、9月20日から柿「西村早生」の出荷が始まりました。

 12月上旬まで続く出荷リレーによって、100tの出荷を見込みます。

 25日は、集出荷施設で、品質・規格を1玉ずつ厳正にチェックした後、サイズごとに箱詰めし、山口・熊本の市場と農産物直売所「よらん野」に390kg出荷しました。

平成29年産は、開花期の天候に恵まれ順調に生育。8月の長雨や台風の被害も少なく、着果・果実肥大ともに良好で高品質な仕上がりで、出荷量も昨年発生した、炭そ病や、軟果(やわか)の影響も少なく豊作傾向です。

 今後は、みずみずしい食感が特徴の「太秋」が10月中旬まで、甘味が多く、果肉が柔らかな「早生富有」が10月下旬まで、ふっくらと丸みのある「富有」が12月上旬まで続きます。

 同部会は32人で、約1haを作付け。安定した品質・生産を目指し、園地視察や定期的な講習会を開くほか、大玉生産の取り組みとして生産者1人1人が摘蕾摘果の徹底に努めています。

 JA担当職員は「今年は天候にも恵まれ、糖度の高い柿の出荷が期待できる。生産者の方が心をこめて作った柿を是非食べてほしい」と話していました。

ちっご祭りで出店

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 ちっご祭実行委員会が9月22日、23日の両日、「平成29年度第48回ちっご祭」を筑後市の市民の森公園周辺(サザンクス筑後東側)で開き、JAからは茶業課と青年部羽犬塚・北部支部が出店しました。

 12面体の段ボールを使って、規定枠内に制限時間内でどれだけ積み上げられるかを競う競技「ダンボールで段・弾!団!!」や「手形アート」、「ちっごまるかじりグルメフェスタ」など参加型のイベントが多く、終始大盛り上がりでした。JA茶業課は、八女茶の試飲とアンケートに答えた方に一煎パック(10g)をプレゼントするなど、来場者に八女茶をPRしました。また、JA青年部羽犬塚・北部支部は、同地区青年部が地元農産物をPRしようと、同市6次産業化推進協議会の協力のもと完成させたアイスキャンディー「ちくご愛す」とシャインマスカットの販売をしました。出展ブースには地元のおいしい農産物を買い求める多くの来場者が列を作りました。

おいしい八女茶を試飲する来場者
おいしい八女茶を試飲する来場者
シャインマスカットを購入する来場者
シャインマスカットを購入する来場者

園児に地元特産シャインマスカットを贈る

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中村支部長から「シャインマスカット」を受け取る園児
中村支部長から「シャインマスカット」を受け取る園児

 JAぶどう部会広川支部は9月25日、八女郡広川町にある6カ所の保育園・幼稚園園児に、地元特産のブドウ「シャインマスカット」を贈りました。

 同町は、部会員89人、約37ha(福岡ヤフオクドームの約5・3個分)でブドウを栽培する管内有数の産地。地元の子どもたちに地元の特産ブドウを食べてもらい、ブドウについてもっと知ってもらおうと部会が企画しました。総園児数約930人に対し、120パックの「シャインマスカット」を贈り、未来の消費者となる子どもたちにPRしました。

 学校法人八女学院広川幼稚園で行われた贈呈式では、中村正明支部長をはじめ、部会員やJA職員らが訪問。JA職員が、同町で作られているブドウの品種やおいしいブドウの見分け方、食べ方などを説明した後、中村支部長が園児らに「シャインマスカット」をプレゼントしました。

 中村支部長は「今日みんなに食べてもらうブドウは、私たち生産者が心を込めて作ったシャインマスカットです。皮ごと食べられるブドウなのでおいしさを丸ごと味わってください」と笑顔で話していました。

農業者の所得増大をめざして 平成29年度米販売懇談会

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福岡県産米「夢つくし」を確認する参加者
福岡県産米「夢つくし」を確認する参加者

 JAが9月27日、筑後市で「平成29年度米販売懇談会」を開きました。29年産米の生育状況や、販売方針について確認するとともに、農業生産の拡大や、農業者の所得増大に向けた取り組みについて意見を交換しました。 

 実需者や関係機関、JA全農ふくれんを含むJA担当職員ら46人が参加。29年産米の販売方針としてJAは、①マーケットインに即した品種誘導と販売計画の策定②産地指定契約の拡大や実需者・消費者と産地の顔が見える契約取引の実施③販売先との協議による早期販売の実現ーに取り組むことを確認しました。

 また、課題提起では、中山間地での米の生産量確保や、中食・外食用の米の作付けなどについて意見を出し合いました。

 JA全農ふくれん農産部の三苫一弘部長は、「米を取り巻く状況は依然として厳しいが、生産者の所得増大のため、一致団結しておいしい福岡県産米の販売に努めたい」と話していました。

 目下のところ、JA管内では、「夢つくし」の収穫が終わり、現在「つくしろまん」「元気つくし」の収穫が行われています。

トマト研修生がいよいよ定植作業

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トマト苗を定植した宮内さん㊨と堤さん
トマト苗を定植した宮内さん㊨と堤さん

 新規就農希望者を対象に、農業・経営に関する技術や知識習得に向けた研修を行う、JA「就農支援センター」で9月27日、平成30年に就農を目指す第3期研修生の宮内洋輔さん(32)と堤弘晴さん(35)が2棟のハウスに約1,100株の大玉トマト「桃太郎はるか」の定植作業を行いました。

 宮内さんは「農業大学校では十分にできなかった畝立てから定植作業を先生からくわしく教えてもらい実践することができた。トマト苗の本葉が陽の当たる南側を向くように丁寧に植えた」と話していました。堤さんは「トマト苗を折らないように気を付けて丁寧に定植した。12月の収穫が楽しみ」と話していました。

 JAは、優れた農業担い手の確保や地域農業基盤の維持発展につなげるため、同センターを26年9月に開所。研修生は、1年間、農業実習や座学などの研修を受けながら作物を栽培し、研修修了後にJAが遊休ハウス等を斡旋、JA管内で就農します。現在、宮内さんと堤さんの他に、イチゴでの就農を希望する2人の計4人が学んでいます。

 同センターのトマト指導者の横溝伸生さんの指導の下、研修生らは、約35cm幅の畝に1株1株トマト苗を丁寧に定植しました。

 また、この日は、第1期卒業生の竹村健児さんと第2期卒業生の原口徹也さんが応援に駆け付け、「収穫時のことを考えて、畝間の幅をコンテナが通るぐらいにもう少し広げた方が良い」というアドバイスや「液肥と固形肥の効果の違い」、「品種による栽培方法の変化」などについて研修生に指導をしました。

 同センターでのトマトの初収穫は12月上旬を予定しています。


消費者に八女茶の魅力を紹介

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一列に並び茶摘みを体験する参加者
一列に並び茶摘みを体験する参加者

 JAは10月3日、Fコープ主催の「秋の茶摘み体験」産地交流会で、消費者に八女茶の魅力を紹介しました。

 交流会は、JAや八女茶生産者との交流や茶摘み体験を通して、お茶のおいしさや商品への愛着を持ってもらおうと、春先の季候とよく似た、秋芽茶のシーズンに合わせて毎年行われています。Fコープの組合員19人が参加しました。  

 参加者は、同JA茶業部会筑後支部の茶畑で、茶摘みを体験。生産者の横溝剛さんが「先端の芯とその下の若葉が2枚開いた『一芯二葉』とよばれる部分から枝を折ってください」と茶葉の摘み取り方を説明しました。

 参加者が枝を折ると、ポキポキッという小気味良い音が茶畑に広がり、30分ほどで手持ちのザルいっぱいに収穫しました。

 また昼食後は、全農ふくれん八女茶取引センターで、お茶の淹れ方教室を開きました。

 参加者は、生産者で日本茶インストラクターの永松優次さんの指導の下、煎茶を使って各自2杯ずつお茶を淹れ、飲み比べながら楽しみました。

 参加者は「栽培の大変さや、生産者のお茶へのこだわりを知れてよかった。今後は家庭で淹れるお茶にもこだわっていきたい」と話していました。

 同JAは、Fコープと共同で開発したオリジナル商品「八女茶かおり」「八女茶めぐみ」「星野茶かがやき」を生産・製造しています。

小学生が稲刈り体験で米作りを学ぶ

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稲刈りを楽しむ児童
稲刈りを楽しむ児童

 八女市のイチゴ生産者、樋口賢治さんら地域の生産者は9月29日、昔ながらの手刈りで稲刈りを体験し、お米作りの大変さや大切さを知ってもらおうと、八女市立長峰小学校の5年生59人を招き、「稲刈り体験」を開きました。

 6月に児童とともに田植えをおこない、いよいよ収穫の時期を迎えた八女市の田んぼで行われた稲刈り体験では、生産者から作業の説明を聞いた後、児童らは稲刈り担当と運搬担当の2人1組体制で、1人が順調に育った稲を鎌で刈り、もう1人が刈った稲をコンバインまで運び、汗だくになりながら約45分間の稲刈りを楽しみました。

 稲刈りを行った田んぼは、長峰小学校の合言葉「峰の子ガッツ」にちなんで「峰の子ガッツ田」と名付け、収穫した米は、精米後、児童らがデザインした袋に入れ「峰の子ガッツ米」として販売する予定です。また、11月に行うバザーでは、「峰の子ガッツ米」をポン菓子にして提供予定です。

 稲刈りを体験した草場煌太くんは「稲を1束1束手で刈るのは、とても大変でした。いつも食べているお米がとても大変な作業で作られているということが分かったので、これからはもっと農家の人に感謝して食べようと思った」と話していました。

 稲刈りを指導した樋口さんは「食育の授業として、米作り体験を毎年開いている。6月にみんなに田植えをしてもらった後も今日、稲刈りをするまで、生産者が一生懸命栽培管理をやってきた。子どもたちには、米作りの大変さを体験し、知ってもらうことで『食』への感謝に繋げてもらいたい」と笑顔で話していました。

【ジャフィーくんの部屋】稲刈り体験で米作りを学んだよ

「ちくご愛す」で女性の心と身体をリフレッシュ

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「ちくご愛す」を販売する青年部員
「ちくご愛す」を販売する青年部員

 JA青年部筑後地区は、10月7~9日に筑後市で開かれたサザンクス筑後女性フェスタ「美祭」で、8日、地元農産物を使った「ちくご愛す」キャンディーを販売しました。

 このイベントは、女性の美容と健康をテーマに開かれており、青年部はアイスキャンディーを食べて心と身体をリフレッシュしてもらおうと出店ブースを設置し、販売しました。

 「ちくご愛す」キャンディーは、青年部が筑後市6次産業化推進協議会と協力して平成26年に企画・制作しました。地域のイベントや直売所などで販売されており、果実をそのまま凍らせたようなみずみずしい味が消費者から好評の商品です。

 この日はイチゴ「博多あまおう」、八女茶、ブドウ、梨、桃の5種類の味を約200本販売しました。

 販売した青年部員は「『ちくご愛す』を食べてもらうことで地元の農産物に興味をもってもらい、女性の美容や健康に役立ててもらえれば嬉しい」と話していました。

イグサの始祖を偲ぶ顕彰祭

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大正院の遺徳を偲んだ顕彰祭
大正院の遺徳を偲んだ顕彰祭

 JA筑後地区センターと筑後市が10月10日、筑後市常用の大正院墓所内で「大正院顕彰祭」を開きました。大正院は近世の僧侶で、諸国行脚の途中に常用地域に立ち寄り、イグサ栽培を広めたといわれています。このイグサを使った畳表が筑後地区の特産品として大きく発展した功績を称え、毎年10月に式典が行われています。

 顕彰祭には、農業関係者や流通関係者をはじめ、行政やJA職員など、約20人が参列し遺徳をしのびました。

 福岡県のイグサ栽培は、筑後市や柳川市、大川市など冬季の水が確保しやすい水田地帯で普及し、昭和50年頃は県内で2,000haを超え、「緑のダイヤ」と言われ筑後地方の農家経営を支えました。しかし、生活様式の変化や外国産イグサ・畳表の輸入等により激減し、平成29年産の栽培面積は約13haとなっています。

 中山世一筑後地区理事代表は、「400年前、大正院により筑後の地にイグサ栽培を伝えていただき、代表的産地となり発展することができた。しかし、近年、外国産イグサの影響を受け、生産農家は、年々減少している。大正院がこの地に残したイグサ栽培の技術をさらに向上させていくことこそが、功績をたたえしのぶことになるのではないかと思う」と話していました。

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