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八女農高生が児童に命や農業の大切さ伝える 夢たちばな子ども体験塾

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生徒の指導のもと、農業機械の運転を体験する児童
生徒の指導のもと、農業機械の運転を体験する児童
八女農生徒が栽培した梨を収穫する児童
八女農生徒が栽培した梨を収穫する児童
八女農生徒が飼育するポニーの乗馬体験を楽しむ児童
八女農生徒が飼育するポニーの乗馬体験を楽しむ児童

 八女市の福岡県立八女農業高校は、地域貢献活動の一環として、8月20日、同校で「夢たちばな子ども体験塾」を開きました。

 この取り組みは、地域の小学生が同校の農業教育に触れる体験を通して、農業の大切さや楽しさを身近に感じてもらうとともに、同校生徒による小学生への指導・交流を通して、専門性やコミュニケーション能力の育成を図るというものです。平成18年から八女市と共同開催しており、今年で13回目の取り組みとなります。今回も含めて、これまで計736人の小学生児童が参加しています。

 体験は、同校生徒が普段実習で利用している同市立花町の北山農場を開放して開かれました。立花町管内の小学生40人が参加し、同高生徒37人と交流しました。

 体験では、参加者児童は3班に分かれて、同高生徒が実習で育てている果樹の収穫体験や、農業機械の操作体験、特産であるお茶の飲み比べなど6つの体験を通して自然や農業に触れました。生物利用科の生徒が肉牛を飼育している牛舎では、生徒主導のもと、仔牛の心拍数を聴診器で測り、牛のブラッシングを体験しながら、命の大切さを学びました。体験した児童の一人は「牛が大きくてかわいかった。心臓の音が思ったより早くてびっくりした」と笑顔でした。

 同校では、入学した生徒にさまざまな体験学習プログラムを用意し、実践を通した将来の農業のスペシャリスト教育に力を注いでいます。また、実習で育てた茶や鶏卵、果樹などを学校横の販売所「みらい館」で生徒たちが販売するなど、地域活性化にも積極的に取り組んでいます。

 同校の広報担当教諭は「今後も体験塾などさまざまなイベントを通して、地域社会の発展に貢献するとともに、生徒たちの人間的成長を後押ししていきたい」と話していました。

仔牛の心拍数を聴診器で測る参加者児童と生徒たち
仔牛の心拍数を聴診器で測る参加者児童と生徒たち

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