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人気品種「シャインマスカット」出荷始まる

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出荷規格を入念に確認する生産者ら
出荷規格を入念に確認する生産者ら

 福岡県内系統販売シェアの約6割を占めるJAぶどう部会で、高糖度で皮ごと食べられる人気品種「シャインマスカット」の出荷が6月16日から始まりました。

 令和元年産は全体的に結実や玉太り、酸切れも例年並みと良好で、病害虫の被害も少なく高品質な仕上がりです。ハウス栽培のものが8月上旬までで、以降は雨除けトンネル栽培に切り替わります。8月下旬に最盛期を迎え、約308tを福岡や広島、関西の市場に出荷します。

 同部会では、314人のうち、142人が2,461aに「シャインマスカット」を栽培します。市場や消費者から需要の高い同品種は、部会でも拡大品種と位置付けており、栽培技術の向上を図りながら、毎年生産者を約2割ずつ増やし続けています。

 JAでは、集荷場で毎日、荷口ごとに糖度18以上、酸度0.6%以下の基準で糖度検査を行っており、厳選したシャインマスカットのみを出荷します。また、高品質なものを手頃な価格で消費者に味わってもらおうと、350gパックを中心に販売し、食味を重視した房づくりに取り組んでいます。

 7月3日、出荷本格化に向けて目合わせ会を開き、部会員やJA職員約20人が参加しました。参加者は実物と規格表を参考にしながら、粒の大きさや房の形など出荷規格を入念に確認しました。

 JA担当職員は「今後も栽培講習会や目合わせを定期的に開き、他産地に負けない食味の良い『シャインマスカット』の出荷・販売を心掛けたい」と話していました。


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