JAは7月2日、八女市の特産、八女電照菊について子どもたちに学んでもらいたいと同市立忠見小学校からの依頼を受け、4年生を対象に菊の苗作り体験を開きました。八女市のJA育苗センターで行われ、児童約35人が参加しました。
体験では、まずJA花き課の担当職員が苗の植え方を児童に説明。4班に分かれた児童が育苗トレイに(1ケース当たり128本)キクの芽を深く真っすぐ土に挿し、計4ケースのキク苗を作りました。キクの品種は白菊「神馬」と黄菊「月姫」です。
児童らが植えた苗は、約10日後に根が出る予定。その後、自身で植木鉢に苗を定植し、夏休みの間、栽培管理や観察しながらキクが育つ過程を学びます。10月下旬頃に開花予定で、生育過程や八女電照菊について学んだことを授業で発表する予定です。
苗作り後の質疑応答では「どれくらい水をやれば良いか」「どうすれば丈夫で大きなキクが育つのか」などの質問が挙がりました。
JA担当職員は「植物を育てる上で一番大事なことは、日々の観察。土が乾いて植物に元気がなかったら水をやる。葉っぱに虫がついていたら防除する。目で見て変化に気付いて対処してあげれば、きっと丈夫で大きな花を咲かせてくれるはず」とアドバイスしました。
体験した児童は「とても楽しかった。夏休みは枯れないように大切に育てたい」と笑顔で話していました。