JAすもも部会で、6月13日から令和元年産スモモ「ソルダム」の出荷が始まりました。鮮やかな赤い果肉と緑色の果皮が特徴で、部会では主力品種「大石早生」に次ぐ生産量を誇ります。
17日は、JA黒木選果場に30ケース(1ケース1.6㎏)が持ち込まれ、福岡や関西の市場に出荷されました。6月下旬に最盛期を迎え、7月上旬まで続きます。ハウス・露地栽培合わせて約40tの出荷を見込みます。
「ソルダム」は、糖度が12とスモモの中でも甘く、果汁がたっぷりで果肉が柔らかいです。栄養価も高く、健康志向の高い消費者を中心に人気を集めている品種です。今年産は、少雨の影響でやや小ぶりですが品質は良好。他産地の収量が少なく生育が遅れていることもあり、市場ではパック単価が300円~350円と高値での取引が続いています。
同部会では、部会員59人のうち、50人が361aで「ソルダム」を作付しています。17日には目合わせ会を開き、出荷規格を確認しました。参加者は実物を見て着色状況を確認しながら、適熟収穫に努めるよう情報を交換しました。同部会で施設部長を務める三宅浩二さんは「『ソルダム』は収穫時期を見極めるのが難しい。果実の中身が適熟かどうかを慎重に確かめて出荷し、単価を維持していきたい」と話した。
同部会では現在、「大石早生」が出荷終盤を迎えており、今後は6月下旬から「貴陽」、7月中旬から「太陽」の出荷リレーが続きます。