JAもも部会で、4月26日からハウス桃の出荷が始まりました。6月上旬に出荷ピークを迎え、7月中旬まで続きます。
59人で約14.5ha栽培している同部会では、今年、ハウス・露地物合わせて出荷量155tを見込んでいます。
八女市のJA広域集出荷場には、この日約20kgのハウス桃が生産者によって持ち込まれ、福岡の市場やJA農産物直売所「よらん野」などへ出荷されました。
今年産は、春先の気温上昇、寒の戻りなど気温変動が大きかったが、生産者のハウス内の徹底した温度管理により順調に生育。例年より若干早く4月からの出荷となりました。糖度も13度とほどよく、食味良好に仕上がっています。部会の主力品種「日川白鳳」の他、「ふくえくぼ」、「加納岩白桃」などを出荷します。
部会では、今後加温ハウス栽培から、無加温ハウス栽培、トンネル栽培、露地栽培と、作型による出荷リレーが続きます。また、桃は収穫の適期が短いので、ハウスや露地の巡回など栽培管理を小まめにすることで、適熟収穫に努めています。
出荷された桃は、光センサーで糖度・熟度別に選果。JA担当職員が、果実の表面に指の押し傷がつかないよう丁寧にフルーツキャップを付け、すべて手作業でパックに詰めています。
JA担当職員は「今年は、厳しい天候の中、生産者の努力により例年に劣らない品質に仕上がっている。生産者には、日々熟度を確認してもらい、適熟収穫に努めてほしい」と話しました。