春芽「博多アスパラガス」が出荷本格化を迎え、JAアスパラガス研究会は、各地区で栽培講習会を開きました。有機物施用を中心とした土作りなど栽培管理の徹底し、高品質なアスパラガス出荷につなげることが目的です。
3月25日は、黒木地区で開催し、研究会員10人が参加しました。講習会では、参加者全員のハウスを巡回し、生育状況を確認しました。園芸指導課の担当職員が、各ハウスに応じた適切な施肥の量やかん水の量、ハウス内の温度管理などについて指導しました。
同研究会は、今年産は43人で4・9haを作付けします。今年産は、秋冬季の天候に恵まれたため例年より早く出荷が始まり、芯が太く高品質なアスパラガスに仕上がっています。
同研究会では、今後は6月下旬に夏芽のアスパラガスが出荷最盛期を迎え、10月下旬まで続く見込みです。年間通して出荷量82t、販売金額1億円を目指します。
JA担当職員は「気温や湿度が高くなる今後は、かん水の調節や病害虫の防除が重要になる。小まめな栽培管理で、高品質なアスパラガスを収穫してほしい」と話していました。