JA洋ラン部会で、洋ラン(オンシジューム)「ハニードロップ」の出荷が順調です。JA管内は洋ランの生産量日本一を誇ります。中でも「ハニードロップ」は、黄色一色で柄がない花びらが優雅な印象を残し、消費者から特に人気があります。「幸福を運ぶ黄色い花」というキャッチコピーから、ブライダル関係での需要も高いです。19日は、JAフラワーセンター八女に400箱が持ち込まれ、関東から九州までの市場に出荷されました。洋ラン全体で、年間生産量100万本、販売高1億3,000万円を見込みます。
JA同部会は、田中一稔部会長を中心に、16人で約3haを作付けします。ハウス栽培で周年を通して出荷されており、9~10月に最盛期を迎えます。毎年、全体の3割程度の株を更新することで、より若く花付きの良い洋ラン栽培・出荷に努めています。
平成30年産は、生育期の好天に恵まれたことや、ハウス内の栽培管理を徹底したことで順調に生育。比較的若い株が多かったことから、上位階級での出荷が続くなど、高品質に仕上がっています。
JA担当職員は「JA産の洋ランは、一般に流通している輸入物と比べても花びらが美しく、日持ちも2週間程度と良い。家庭に飾ってそのエレガントさを楽しんでほしい」と話していました。