八女市立花町の立花ワイン株式会社で、１１月２８日から、冬季限定商品「生キウイワイン」の販売が始まりました。福岡県産キウイフルーツ「ヘイワード」のみを使用し、果実本来の甘味と酸味の絶妙なバランス、香り高さで消費者から人気のワインです。１本７２０ｍｌを１,６２０円（税込）で、１,５００本の限定販売。アルコール度数は７％。工場に併設した直売所やホームページを始め、地元道の駅などで、来年３月下旬までの販売を予定しています。
「生キウイワイン」は、通常のワインと違い、瓶詰め時に加熱処理をしないため、キウイのフルーティーさがそのまま残ります。また、酵母が生きているため、発酵による微炭酸の刺激も味わえます。
製造過程では、早い段階で発酵を止めることでアルコール度数を少なく抑えるとともに、糖度も残したまま瓶詰めできます。また、ろ過を４回に分け、十分にすることで、果肉と酵母をできるだけ残さず、発酵しづらくします。
同社製造担当の森松正覚さんは「今年産のキウイフルーツは酸味が強くなく、あっさりとしていて飲みやすいワインに仕上がっている。毎年味が違うので、季節限定のフルーティーな味わいを楽しんでほしい」と話しています。常温だと再び発酵が始まるので冷蔵庫での保管が望ましいです。
問い合わせは立花ワイン株式会社。八女市立花町兼松７２６。電話０９４３（３７）１０８１、ＦＡＸ０９４３（３７）１６１０まで。定休日は火曜日。
同社は、キウイフルーツの他にも、ミカンやイチゴ、梅やイチジク、ブルーベリーなど、地元産の農産物を使った季節のワインを製造しています。今年からブドウワインの製造も始めました。ワインは直売所で試飲も可能。ワイン工場の見学もできます（要予約）。