JAリーフレタス部会で、10月17日から始まった、平成30年産リーフレタスの出荷が順調です。7日、JA稲富集荷場には、サニーレタス「晩抽サーフレッド」、グリーンリーフ「グリーンウェーブ」など600ケース(1ケース4㎏)が持ち込まれ、北九州と広島県の市場にされました。12月中旬から1月に最盛期を迎え、多い日で日量約2,000ケースを出荷します。5月上旬まで続き、生産量900t、販売高3億円を目指します。
同部会が出荷するリーフレタスのうち、サニーレタスは赤緑、グリーンリーフは濃い緑の葉が特徴。どちらも栄養価が高く、サラダなど気軽に料理できる葉物野菜の一つとして消費者に人気があります。
今年産は、9月の定植後と台風上陸の時期が重なりましたが、かん水を小まめにするなど、生産者の管理もあって順調に生育。朝晩の十分な冷え込みもあり、色付き良く高品質に仕上がっています。
同部会は、今年度は井手久幸部会長を中心に74人で54haに作付け。冬場の作業が少ない茶生産者を中心に構成しています。
同部会では、JA独自の「農業生産基盤強化支援事業」を通して、生産者を支援。栽培面積の拡大に取り組んでいます。また、播種・定植・収穫など、栽培時期ごとに講習会を開き、市場の要望に沿った規格や品質への統一を図っています。他にも各生産者が農薬の使用履歴の提出を徹底し、安全・安心なリーフレタス出荷を心掛けています。
この日、集荷場に65ケースを持ち込んだ井手部会長は、八女市で約150aに作付け。出荷最盛期には約130ケースを持ち込むこともあります。井手部会長は「安全安心な品質の栽培にこだわっている。八女市の美しい自然の中で育ったリーフレタスで食卓を彩って欲しい」と話していました。