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気象良好でスモモ販売実績大幅増 JAすもも部会

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新役員を選出した総会
新役員を選出した総会

 JAすもも部会で、平成30年産スモモの販売実績が前年を大幅に上回りました。販売数量は193t(前年対比151%)、販売金額は1億3,084万円(同比124%)を記録。年別の販売実績でも、平成27年、平成26年に次ぐ過去3番目に大きい実績となりました。

 開花期の天候に恵まれたことや、受粉期の栽培管理を徹底したことが主な要因です。今年産は、3月からの気温の上昇に伴い生育が前進化し、結実も良好。昨年より6日早い5月23日からの初出荷となりました。天候に特に影響されやすい露地栽培では、主力品種「大石早生」の販売数量が前年対比234%、「ソルダム」が同比1,066(千六十六)%と大幅な伸び率を記録。他の品種についても露地栽培では概ね増加傾向で、近年稀にみる結実率となりました。

 一方、1㎏当たりの単価については、他産地との競合や全国的な豊作もあり、677円(同比87%)と苦戦しました。

 31年産の生産対策では、樹勢の低下が予想される老木樹の改植や結実安定のための受粉期管理の徹底継続。販売では、市場との契約的販売の拡大や直販との連携による価格の維持向上に努めます。

 同部会は、来年産は60人が1,514aに作付けします。2日には総会と販売反省会を開き、生産者やJA役職員、市場関係者など約50人が参加しました。役員選出では、昨年に引き続き、井手新次郎さんが部会長に選出されました。

 井手部会長は「気象状況がめまぐるしく変わる近年において、高品質な八女産スモモを消費者に提供するため、栽培講習会や目合わせ会など、部会一丸となって栽培技術の向上に努めていきたい」と話していました。


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