夏のお祭りシーズンが盛りを迎え、JA女性部が、管内各地のJA支店祭りや地域のイベントで活躍しています。女性部広川地区「つくし会」の中村ヤヨイさん(69)もその一人で、同会が作る「山の牛蒡コロッケ」の出店販売や、イベントスペースでの絵本の読み聞かせなど、地域の活性化に一役買っています。
広川町で、8月17日に開かれたJA地域密着活動「第6回JA下広川支店よど祭り」では、同会が出店し地元の食材をふんだんに使ったコロッケを販売。購入者も「『つくし会』が作るコロッケを毎年楽しみにお祭りに来ている」と人気です。
また、8月1日には、上広川地区の子ども会のイベントが、町のゲストハウス「Orige」のイベントスペースで開かれました。
同町の町おこしプロジェクト「ひろかわ新編集」にも携わる中村さんは、絵本の読み聞かせをして児童を楽しませます。聞き入る児童たちの表情も真剣です。
中村さんは、昭和61年にJAに入組し22年間勤続。その間、生活指導員として女性部事務局を担当。女性農業者の新規就農や社会参画を支援してきました。退職後「人に尽くし、地域に尽くし」という想いから、女性部の仲間と「つくし会」を平成20年に結成。現在8人で活動しています。
中村さんは「お祭りなどでみんなが楽しんでいる姿を見ると、改めてJAは地域に必要な存在なのだと感じる。今後も女性部での活動を通して、地域住民のために尽くしていきたい」と意気込んでいます。