将来の消費者となる子どもたちに安全で新鮮な地元農産物に親しんでもらおうと、筑後市とJA筑後地区センターで構成する筑後市地産地消推進協議会は、市内12の小・中学校児童に梨「幸水」を提供しています。
同会では、地産地消の一環として定期的に「ちっごの日」と名付け、給食時に学校へ市内で採れた野菜(ナス・トマト等)や果物(ブドウ・ナシ等)を提供。安全で安心できる地元農産物を、愛着を持って食べてもらおうとの思いで平成17年から取り組んでいます。
18日には、筑後市立筑後小学校にJAなし部会同地区の青年部員と市・JA職員ら6人が出向きました。4年1組の児童24人に向かって、JA同地区センターの塚本秀実係長が「梨には水分が多く含まれていて、夏の水分・栄養補給にぴったりの果物です」と紹介しました。また、JA同部会の梨の作付面積について、児童たちが親しんでいる同市の施設「タマホームスタジアム筑後」の24個分だと説明すると、児童たちは驚きの声を上げていました。
児童らは「梨1個にどれくらいの水分が含まれているか」「梨農家になろうと思ったきっかけは何か」などの質問をした後、みずみずしい梨「幸水」を笑顔で頬張りました。
児童の1人は「とてもおいしかった。梨にもいろんな種類があると分かったので、家でも買って食べたい」と話していました。