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茎ワサビ出荷始まる

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仁田原さんのハウスで、出荷規格などを確認する生産者ら
仁田原さんのハウスで、出荷規格などを確認する生産者ら

 矢部村のJA葉わさび研究会で、5月23日から茎ワサビの出荷が始まりました。1日平均300㎏を集荷し、JAの貯冷蔵庫で保管した後、大分県日田市の加工業者「(株)つえエーピー」に出荷します。茎ワサビは業務用練りワサビや漬物などに加工され、全国のスーパーで販売されます。6月上旬まで2tの出荷を見込みます。

 「茎ワサビ」は、矢部村の自然豊かな環境のもと、ハウスや林間で栽培され、最大50㎝ほどまで生長します。爽やかな香りと後味の良い辛味が特徴で、加工品の原料として高い需要があります。

 ワサビは同村の特産品として振興しており、中でも2月上旬から出荷される「花ワサビ」は、100ℊ300円以上で取引されることもある高級食材です。

 今年産は、冬の寒さの影響で生育が遅れ、例年より1週間ほど遅い初出荷となりましたが、生産者の徹底した栽培管理により、株つき、茎の太さとも良好で食べ応えのあるワサビに仕上がっています。

 葉わさび研究会は、生産者6人で約30a作付けします。初出荷を前日に控えた22日には、同研究会会長の仁田原石義さん(80)が栽培する標高700mのハウスで、生産者や加工業者、JA担当職員ら計6人が出荷規格や出荷方法などを確認しました。

 仁田原さんがその場で収穫したワサビを手に取り、加工しやすい茎の長さや、茎の先端の切り方、コンテナに集荷する際に異物が混入しないよう注意することなど、意見を交換し確認しました。

 仁田原さんは「高品質なワサビを栽培するために、土壌改良や病害虫予防を徹底している。矢部村の特産品であるワサビを花から茎まで味わってもらえたらうれしい」と話していました。


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