JAすもも部会で5月23日、平成30年産スモモの出荷が始まりました。品種は、部会の主力品種「大石早生」。糖度と酸味の絶妙なバランスと爽やかな食味が特徴です。この日は33㎏を、黒木町のJA黒木選果場から関西方面の市場へ初出荷しました。8月いっぱいまで187t(前年比146%)の出荷を見込みます。
今年産は、生育期の天候に恵まれ品質は非常に良好。例年より1週間程早い初出荷となりました。
この日は、初出荷に合わせ出荷説明会を開催。箱詰めされた実物を見ながら出荷規格などを確認しました。
同部会は、井手新次郎部会長を中心に58人が約15㏊で作付け。うち27人がハウス栽培でスモモを生産しています。部会では、食味を重視し色づき具合を厳正に確認しながら適熟収穫に取り組んでいます。また、安全・安心なスモモを消費者に届けようと、GAP(農業生産工程管理)を徹底し、栽培管理強化に努めています。
複数の品種をハウス・露地に作付けすることで、3カ月という長期間にわたり安定した出荷を行う部会では、今後6月上旬から露地物の「大石早生」の出荷が開始。その後、果肉が赤く糖度の高い「ソルダム」と大玉でフルーティーな香りが特徴の「サンタローザ」が6月中旬から、生産が難しく希少価値の高い「貴陽」が6月下旬、果実全体が赤い「太陽」が7月下旬と出荷が続きます。
同部会で施設部長を担当する三宅浩二さん(46・黒木町)は「今年産は収量・品質ともに上出来だ。病害虫防除や温度管理を徹底して、初夏の旬の味を消費者に届けたい」と話していました。