JAぶどう部会は、5月15日、広川町で、ブドウ「シャインマスカット」の栽培講習会を開き、部会員12人が参加しました。6月中旬の収穫に向けて、開花前後から収穫までの栽培管理方法などについて確認しました。
講習会は、広川町のブドウ生産者のほ場で開かれました。園芸指導課の職員が、ブドウの着果や成長に欠かせないジベレリン処理のタイミングや方法について説明。参加者は、開花始めに房先3㎝を残し花穂をセットすることや、満開後、ジベレリン処理をする際に曇雨天時や日中高温時での処理を避けること、処理後、摘粒や摘房をする際の注意点などについて確認しました。
また、種無し化処理を確実に行うための処理液の散布時期や散布時間、分量なども、資料を見ながら確認しました。
「シャインマスカット」は、平均糖度18を越える濃厚な甘みと酸味や渋みの少なさが特徴。果皮が薄くてやわらかく、種も無いので皮ごと食べられます。ブドウを食べるときに面倒な皮の処理を無くしたことで年々、人気が上がっている品種です。同部会では拡大品種として位置付けており生産者数は年々増えています。
JA担当職員は「今年産は天候に恵まれ、ここまで生育が順調に来ている。今後もジベレリン処理のタイミングなど、栽培管理を徹底してほしい」と参加者に呼びかけていました。