JAもも部会で、4月25日からハウス桃の出荷が始まりました。6月上旬に出荷ピークを迎え、7月中旬まで続きます。
62人で約17haに作付けする部会では、ハウス・露地物合わせて出荷量165tを見込みます。
JA広域集出荷場には、この日約8㎏のハウス桃が生産者によって持ち込まれ、関東や関西、福岡などの市場に出荷されました。
今年産は、3月の気温が高く降雨量も少なかったため、昨年より10日ほど早い初出荷となりました。生産者のハウス内の徹底した温度管理により順調に生育。糖度も13度とほどよく、食味良好に仕上がっています。部会の主力品種「日川白鳳」の他、「はなよめ」、「ちよひめ」「加納岩白桃」などを出荷しています。
部会では、今後加温ハウス栽培から、無加温ハウス栽培、トンネル栽培、露地栽培と、作型による出荷リレーが続きます。また、桃は収穫の適期が短いので、ハウスや露地の巡回など栽培管理を小まめにすることで、適熟収穫に努めています。
出荷された桃は、光センサーで糖度・熟度別に選果。JA担当職員が、果実の表面に指の押し傷がつかないよう丁寧にフルーツキャップを付け、すべて手作業でパックに詰めています。
JA担当職員は「今年は天候にも恵まれ、生産者の努力によりおいしい桃ができている。生産者には、日々熟度を確認してもらい、適熟収穫に努めてほしい」と話していました。