福岡県内の「博多あまおう」生産量の3分の1を占めるJAいちご部会で、11月8日から平成29年産イチゴ「博多あまおう」の出荷が始まりました。八女市黒木町のJA黒木選果場から関西の市場へ56パック(1パック285g)を初出荷しました。
11月中旬ごろから連日出荷となり、3月~4月にピークを迎え、5月下旬まで続き、生産量4539t、販売高68億円を目指します。
今年産は、10月中旬以降の降雨による日照不足や気温の低下の影響で、例年より1週間遅れでの初出荷となりましたが、夜温の低さにより大玉傾向で高品質に仕上がっています。
同部会は、474人で約107haに作付け。贈答用など消費者からの需要が高い12月から年末年始にかけ大玉のイチゴを提供できるように、今年産から作付けの時期を遅らせて生産しています。
また、本年産で15周年を迎え、さらなる高品質「博多あまおう」の供給力強化を図ります。
生産対策では、従来通り作型に応じた肥培や温度、かん水などの適正管理の実施、苗の充実や土壌消毒の徹底等に努めてきました。
初出荷した茅島利勝さん(66・同市黒木町)は「今年産も大玉で高品質なイチゴに仕上がった。今後の消費の伸びに期待したい」と笑顔で話していました。
