JA茶業部会や地元茶商、行政などで構成する八女茶振興会が10月27日、これからの八女・筑後地域を担う八女・筑後市内の小中学校38校の子どもたちに、緑茶によるうがいでインフルエンザ等を予防してもらおうと、うがい用八女茶ティーバッグ(1袋20g)17,000袋を贈りました。
八女市役所で行われた贈呈式には、同会委員でJA茶業部会の斎藤元部会長らが出席し、同市の中園昌秀副市長と西島民生教育長に八女茶と目録を手渡しました。
同会では、お茶に含まれるカテキンの「抗菌作用」や「抗酸化作用」、「抗高血圧作用」、「消臭作用」などの効能を生かし、インフルエンザ予防に役立ててもらおうと6年前よりうがい用の八女茶を提供しています。各小中学校ではインフルエンザ等が流行する11月から翌年2月末までの4カ月間、全児童に八女茶うがいに取り組んでもらいます。
同日、筑後市役所には横溝剛筑後支部長らが訪れ、うがい茶を贈呈しました。また、11月には八女郡広川町の小中学校の子どもたちにも八女茶を贈る予定です。
斎藤部会長は「近年は、急須の無い家庭や、お茶を飲む習慣・文化が少なくなっている。小さい頃から八女茶に慣れ親しんだ子どもたちは大人になっても八女茶を好きでいてくれると思うので、八女茶を飲んでもらうことはもちろん、これからの寒い季節、風邪をひかないように、八女茶でのうがいを頑張ってほしい」と話していました。
また、西島教育長は「八女市の将来を担う子どもたちに毎年、八女茶をいただき、ありがとうございます。子どもたちも大変喜んでおります。風邪にも負けない体作りに八女茶うがいを活用させてもらいます」と話していました。