JAぶどう部会は10月27日、希少価値の高い2度切りブドウ(品種=巨峰)を福岡・関西等の市場へ初出荷しました。
2度切りブドウは、全国的にブドウが少ない11月に巨峰が味わえることや夏場に出荷する巨峰に比べ若干粒が小さく食べやすいこと、また、糖度も17度を超え消費者からの人気も高い。出荷期間は11月下旬までの約1か月間で季節限定品です。
2度切りとは、5~6月にかけて収穫したハウス栽培の園地で年内にもう一度収穫を行う栽培方法です。収穫が終わった6~7月に枝を剪定し、日照時間が長い夏場に枝を伸長させ翌年の花芽を着けさせ収穫します。県内では当部会のみが行っています。
平成29年産は、生産者6人で150aに作付けし、出荷量は3tを見込みます。
この日は出荷に向けて目合わせを行い、生産者やJA職員が規格や色付き具合などを入念に確認しました。
JA担当職員は「着色、玉伸びともに良い。食味良好で高品質な仕上がりだ。一般的なシーズンではないこの時期に食べられる貴重なブドウを是非消費者にも味わってもらいたい」と話していました。