地元特産品ブドウの魅力を伝えようと、JAぶどう部会青年部黒木地区が8月29日、八女市立黒木西小学校4年生30人を管理する苗床ハウスに招き、ブドウ(品種=種無し巨峰)の収穫体験を開きました。
この収穫体験は、児童たちに農業の大切さや収穫の喜びを伝えようと、総合学習の一環として、青年部と小学校が協力して毎年行っているもので、児童たちは6月に摘粒作業を体験しています。
収穫体験では、内藤幸輝部長が「今年産は夜温が高く、色付きが若干弱いが、味はとても良いので、丁寧に収穫してほしい」と説明。児童たちは、たわわに実ったブドウ(1房400g)を前に、「おいしそう」「大きい」など歓声を上げながら、粒が落ちないように慎重な手つきで収穫しました。
この収穫体験は、青年部がハウス内の1本の樹を平成20年度卒業生の卒業記念として贈呈したのが始まりで、日々の管理作業は青年部員が行っています。
体験した池野勇勢くん(9)は「とても楽しかった。6月に来たときよりもブドウが大きくなっていて、早く食べてみたい」と笑顔で話していました。
収穫したブドウ約60kgは、全校生徒に配られる予定です。