生産者の個々の技術力を高いレベルで統一し、ばらつきが無く高品質なブルーベリーを生産しようと、JAブルーベリー研究会が星野村の園地でブルーベリー講習会を開きました。剪定シーズンを迎え、春期剪定の作業内容を確認しました。
講習会ではJA営農指導員が、ノコギリや剪定ハサミを使って見本の木を実際に剪定し、間伐や軸枝の間引き、分岐枝の整理のポイントを指導。日照や風通しを意識した剪定を行うことで、高品質で大きな果実が実りやすいことや収穫作業の効率化を図れることなどを伝えました。
講習会は、冬・夏の年2回開催。今回は、生産者やJA営農指導員など約30人が参加しました。
山口耕一会長は「技術の確立と統一、品質の高位平準化を目的に行っている。現在、研究会では裂果が少なく収量が良いラビットアイ系への改植を進めており、今後も高品質なブルーベリーの生産に努めたい」と話していました。
JA営農指導員は「重要なのは、幹、枝全体に光が届くようにすること。日照環境で果実の外観や味に大きな影響が出てくる。今年は寒暖の差も大きく、芽の生育も良いがこういう年は遅霜の被害にあう可能性もあるのでその点を注意してほしい」と話していました。