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「博多あまおう」の株冷作業が盛ん

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イチゴ苗の搬入する生産者
イチゴ苗の搬入する生産者

 福岡県内のイチゴ「博多あまおう」生産量の3分の1を占めるJAいちご部会で、花芽分化を促進する株冷(暗黒低温処理)作業が盛んです。

 株冷作業とは、コンテナに入れたイチゴ苗を低温貯蔵施設の真っ暗な場所に、約25日間入庫することで花芽分化の時期を早める育苗法です。

 同部会では、安定した出荷量の確保や収量アップに向け株冷処理に毎年取り組んでいます。普通育苗と株冷、夜冷処理した苗を定植し11月中旬からの出荷やクリスマス、年末などの需要期に合わせた出荷による有利販売を目指しています。

 8月24日には、早期作型のⅣ型の苗(9月中旬に定植、11月上中旬に収穫)が入った、9,000個のコンテナが立花町のJA立花光友低温倉庫に持ち込まれました。

 平成28年産苗は、育苗前半(6月から7月中旬)の長雨や曇天の影響で生育が心配されましたが、雨よけ育苗やこまめな肥培管理、状況に応じた寒冷紗被覆など育苗管理に力を入れたことで例年並みに仕上がっています。

 今後は、花芽分化のばらつきや株の消耗を最小限に抑えるため、太陽光を当てる陽光処理やこまめなかん水を行います。定植前の花芽検鏡は黒木地区など中山間地域を皮切りに9月上旬から始まり、定植作業も同時期を予定。定植のピークは9月中下旬を見込んでいます。


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