高糖度で皮ごと食べられることが人気のブドウ「シャインマスカット」の出荷が6月30日、JAぶどう部会で始まりました。平成28年産は、全体的に結実や玉太り、酸切れも例年並みと良好。病害虫の発生も少ないなど高品質な出来です。
「シャインマスカット」は、平均糖度18を越える濃厚な甘みと酸味や渋みの少なさ、さわやかなマスカット系の香りで果汁も多いなど多くの特徴を持ち、消費者、市場に好評です。
同部会では有望品種として位置付けており生産者数は年々増えています。同部会員320人のうち、28年度は昨年度より11人増の87人がシャインマスカットを栽培。栽培面積は、159a増の1,269a、生産量は昨年実績より25t増の144tを計画しています。
JAでは、集荷場で毎日、荷口ごとに糖度18以上、酸度0.6%以下の基準で糖度検査を行っており、厳選したシャインマスカットのみを出荷しています。JA担当職員は「甘くておいしいものをお手頃の価格で楽しんでもらいたいため、部会では350gパックを主体としている。食味を重視した房作りや販売は、同部会、JAふくおか八女の特徴だ」と話していました。
8月上旬までハウスものを出荷。8月中旬から雨よけ栽培したシャインマスカットを出荷します。ピークは8月下旬から9月上旬を見込んでおり、10月上旬まで出荷します。JA農産物直売所「よらん野」では7月上旬から販売する予定です。