農業経営や技術の改善に取り組み、地域社会の発展にも貢献する農業者や農業組織を表彰する第４５回日本農業賞（集団組織の部）で、大賞および農林水産大臣賞を受賞したＪＡいちご部会が６月３日、受賞記念祝賀会を開きました。
部会員をはじめ、市場関係者や行政、ＪＡ役職員ら約１８０人が参加。受賞した快挙を盛大に祝いました。
受賞理由として、平成１５年に「博多あまおう」の本格導入を開始後、炭そ病の発生や高単価で推移する１、２月の出荷期の谷間ができるなどの問題を克服して栽培技術を確立し、積極的に県内他産地に技術を提供したこと。高級イチゴの地位確立に向け、１段詰めの平パックなどの新規格、また、ＪＡパッケージセンターを利用し多様化するニーズに対応した商品の提供。産地規模の維持・拡大のための新規就農希望者の農家研修の受け入れなど。このような取り組みが高く評価されました。
牛島部会長は「受賞は部会員の努力はもとより、関係各位のご尽力の賜物。部会はさまざまな課題を組織力で克服し、栽培技術の向上や平準化を図り全国トップブランド『博多あまおう』を牽引する大産地と成長することができた。受賞を大きな糧として更なる発展を目指し、努力、精進を続けたい」と話していました。