JAブルーベリー研究会で、6月7日から令和3年産ブルーベリーの出荷が始まりました。同研究会では、星野村や黒木町の酸性の土壌を生かしながら、食味に優れるハイブッシュ系や大玉で収量性の高いラビットアイ系などの品種を栽培しています。9月上旬まで、青果と冷凍合わせて約5tを、福岡県内の市場に出荷します。
同研究会は現在、20人が約1haに作付けしています。今年産は天候に恵まれ糖度が12~13度と甘く、果実肥大も良好。質・量ともに高品質な仕上がりとなっています。
黒木町の生産者、堤七三さんの園地でも連日収穫作業が続いています。堤さんは、ブルーベリーを栽培し続けて30年以上のベテランです。1粒ずつ手で丁寧に収穫・選別し、収穫後は、実が柔らかくならないように乾燥機で果実を乾かしています。堤さんの園地では、昨年は開花期の天候不順により受粉が出来ず収穫ができなませんでしたが、今年は現在まで順調で、6月11日は、集荷場に492パック(1パック100g)を持ち込みました。堤さんは「アントシアニンを豊富に含んだブルーベリーは目の疲れに良いので是非食べてほしい」と話していました。