西日本一のガーベラ生産量を誇る、JA花き部会広川ガーベラ部は、9月29日、広川町で現地互評会を開きました。秋のブライダルシーズンやクリスマスなど需要が高まる秋冬季に向け現在の生育状況を確認。高品質出荷で、有利販売や所得増大を狙います。部員やJA職員など約15人が参加しました。
互評会では、部員全員のハウスを巡回。八女普及指導センター職員が、採取した各ハウス内の土壌成分について報告しました。適正なPH(水素イオン濃度)やEC(肥料濃度)の値に近づけるよう、施肥やかん水の量、ハウス内の温度などについて指導。部員らは互いに意見を交換しました。
同部は、令和2年産ガーベラを7戸が約2haに作付け。約130品種を、年間で約500万本出荷します。今年産は現在、5~6月に定植したものが開花期を迎えており、平均気温が20℃近くになる10月頃から出荷が本格化する見込みです。定植後は、夏場の高温や台風の影響も特になく順調に生育。市場からの引き合いも強くなってきています。JA担当職員は「ハウスを見比べながら栽培技術の向上を図るとともに、共選による高品質出荷でガーベラの消費拡大につなげていきたい」と話していました。