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イチゴ「博多あまおう」株冷作業が盛ん

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安定した花芽分化のため、陽光処理を施されるイチゴ苗
安定した花芽分化のため、陽光処理を施されるイチゴ苗

 福岡県内のイチゴ「博多あまおう」生産量の3分の1を占める、JAいちご部会で、花芽分化を促進する株冷(低温暗黒処理)作業が盛んです。株冷作業は、コンテナに入れたイチゴ苗を低温貯蔵施設の真っ暗な場所に、約20日程度低温で入庫することで花芽分化の時期を早める育苗法です。同部会では、安定した出荷量の確保や収量アップに向け毎年取り組んでいます。株冷、夜冷処理した苗と普通育苗を定植することで、クリスマスや年末年始などの需要期に合わせた出荷による有利販売を目指します。

 9月1日と2日、立花町のJAの低温倉庫では、生産者が持ち込んだコンテナ4,800個が、かん水など陽光処理を施された後、入庫されました。

 令和2年産苗は、梅雨が続いたことや日照不足の影響で苗がやや小ぶりですが、生産者は、こまめなかん水管理や肥培管理など、例年通りの苗に仕上がるよう、育苗管理を徹底しています。

 定植前の花芽検鏡は、黒木地区など中山間地域を皮切りに9月上旬から始まります。9月中下旬に定植のピークを迎え、11月上旬から収穫が始まる見込みです。

 苗を持ち込んだ、同部会広川地区の渡辺嘉広部長は「昨年に負けないような充実した苗を作り、需要期に向けた高品質なイチゴ出荷に備えたい」と話していました。


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