高級緑茶「八女伝統本玉露」の産地、星野村で4月22日、「第33回八女市星野村新茶祈願祭」が開かれました。JAや同市などで構成する八女市星野村茶業振興対策協議会が主催。令和2年産「福岡の八女茶」の豊作や農作業などの安全無事を祈りました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、規模を縮小し、行政やJA職員、生産者ら約20人での開催となりました。神事では献茶などが執り行われ、星野村茶業振興対策協議会の氷室勇一会長らが玉串をささげました。
「八女伝統本玉露」は、平成27年に茶として初めて地理的表示保護制度(GI)に認証されました。また「福岡の八女茶」は、昨年開かれた第73回全国茶品評会「玉露の部」で、同村の山口豪吉さんが最高位の農林水産大臣賞を受賞。産地賞を同市が19年連続で受賞しています。
氷室会長は「行政とJA、生産者が一体となって茶業振興を進めていきたい」と抱負を述べていました。