西日本一のガーベラ生産量を誇る、JA花き部会広川ガーベラ部で、ガーベラの出荷が最盛期を迎えています。現在、広川町のJAガーベラパッキングセンターには、日量約3~5万本が持ち込まれ、関東や関西、福岡などの市場に出荷されています。需要期に本来あるはずの入学式や送別会、結婚式などのイベントが自粛され、厳しい販売状況が続いていますが、大切な人に花を贈ってほしいと、生産者は日々収穫に励んでいます。5月上旬まで最盛期が続き、年間通して約500万本の出荷を見込みます。
同部は、現在約130品種のガーベラを8人が2.4haに作付けします。消費者の需要の変化に応じ、毎年、新品種を約30種類ほど取り入れる一方、「サクラ」「ウララ」「ディズニー」など、同部オリジナルで定番の品種も人気です。
完全共選共販制を敷く同部では、同センターに持ち込まれたガーベラを、作業員が選花や保護キャップ付け、箱詰めまで分担して行います。花の鮮度を保つため、大型冷蔵庫で予冷するなど、品質管理を徹底しています。
同部の山下和彦部長は「今の時期のガーベラは花持ち、花付きが良く高品質なものが多い。好きな色や種類を選んで花を贈ってほしい」と話していました。